エンジニアが転職の前に準備すること
自分にマッチした会社で働くという事はなかなか難しい事です。
マッチしたかというのは、人によって違いますし、どこに重みを置くかという上で、給与だったり、働き方だったり、福利厚生だったり、その重み付けした順位が1番満たされる会社が「マッチした会社」になると思います。
そこでエンジニアが転職活動を始める前にやるべき事を3つお伝えします。
1転職する理由と目的を整理
2職務経歴書の作成と自己分析
3企業の情報を集める
転職する理由と目的を整理
自分が転職をする理由や目的をあらかじめ整理し、自己分析を行うことで、自分が本当にやりたい仕事、求めている労働条件を落としこむことができます。
「転職によって何を実現したいのか」を整理・言語化し、現状を客観視してみてください。頭で整理するのではなく、ノートに書き込んだり、PC、スマホに打ち込むことで後々役に立ちます。
人によって優先順位・重みづけが違うので 、会社を構成する要素、例えば年収だったり、勤務内容だったり、リモートが可能であるか、従業員が若い人が多いのか少ないのかなど、色んなことがあると思います。転職活動をしていると、次第に「本当に実現したかったこと」、つまり目的があやふやになってしまう事があります。記録しておけば迷子になりかけたとき、そのノートを見直せば正しい道に戻る事ができます。
具体的には
①年収・給与・・・年収アップやインセンティブ、残業など
②仕事内容・・・・仕事内容、スキルアップ、裁量
③働き方・・・・・労働時間、産休・育休制度、リモートワーク
④企業規模・風土・企業規模、企業の将来性、人間関係、
⑤独自のこだわり・
この5項目になります。
①〜⑤の優先順位をつけておくことをおススメします。
自分にとって一番譲れないものはなにか?この項目はちょっと妥協してもいいかな、という事が視覚化されていると、実際に転職活動を進めていくにあたって迷わなくなります。
つぎに職務経歴書の作成と自己分析です。
転職前に簡単で良いので職務経歴書の作成や自己分析を行なっておきましょう。
過去に取り組んだプロジェクトがあれば、どういう技術を使って、なぜそのような設計にしたのかなどを退職後に振り返るのは困難になります。
現職で働いているうちに開発のログを遡って、職務経歴書を作成しておくことが大切です。
また、今までの経験やスキルを振り返ることで、次の会社で自分が活かせる強みを分析することもできます。
たとえばプロジェクトリーダーの経験があれば、当時のことを振り返って、反省点や評価すべき点を思い出すことで、よりリアリティのある経験談として採用試験で活きるでしょう。
当時、あたりまえのように行なった業務でも、遡ってみると意外と努力したポイントがあるかもしれませんし、それが転職活動の武器になることもあります。
きちんとした経歴書ができなくても転職サイトやエージェントサイトに登録すれば、職務経歴書の作成サポートや自己分析サービスもありますので活用してみるのも良いと思います。
3つ目は企業の情報を集める事です。
転職前には必ず興味がある企業の情報を集めましょう
企業によって募集している人材や事業内容は異なるので、企業の情報を集めずに少ない選択肢の中から転職先を選ぶと、あとあと後悔する可能性が高いです。
あらかじめ集めておいた方がよい企業の情報には以下のものがあります。
- 事業内容
- 提供している製品やサービス
- プロジェクト管理などの開発概要
- 企業理念など会社が目指しているもの
- 人材育成制度
- 組織体制
福利厚生や給料などの待遇面ももちろん重要ですが、これらの情報を知っておくことで自分が本当に働いてみたい企業を見つけるきっかけになります。
もし可能であれば転職前にスキルアップをする事も良いと思います。
スキルアップの勉強も転職前の準備の一つで、絶対条件ではありませんが、努力や向上心は採用試験でも評価される可能性は高いです。
たとえば過去に途中で挫折した言語だったり、途中で止まったアプリの開発があれば、それに再チャレンジしてみることなどです。
挫折した何かがクリアできれば自分の自信にもつながりますし、その経験が転職活動や現場で役立つことはきっとあると思います
今は多くの企業がITエンジニア、IT人材を求めています。
しっかりと準備をして自分にあった転職サービスを活用し、良い転職をしていただきたいと思います。エンコミをぜひご利用下さい。